基本方針
法人の基本方針
全ての人が、障害があっても高齢になっても
住み慣れた地域で自分らしく生活ができるよう
本人を中心に置き周囲の方々と一緒に考えながら
本人の尊厳と権利を守るお手伝いをします。
設立趣意
主に知的障害のある子どもを持つ親たちの活動団体である「世田谷区手をつなぐ親の会」(以下親の会)は、障害があっても「地域で暮らす」ことができるよう住みやすい世田谷を作る活動を続けております。
現在は、障害者総合支援法のもと福祉制度も充実してきてはおりますが、障害者本人たちに安心して充実した生活だと感じてもらうためには、単に法制度による施策にとどまることなく、制度のすき間を埋める支援が必要であると考え、親の会の権利擁護勉強会などで会員の方々から寄せられた「愛の基金」をもとに、平成29年(2017年)6月、積極的に本人及び家族の支援活動をする母体組織として「一般社団法人つながりラボ世田谷」を親の会の有志により設立しました。
この法人は、本人の余暇を豊かにする機能と家族・本人をやさしく支える機能を二本の大きな柱と考えています。
本人たち向けのさまざまなプログラムは毎日の生活を彩る大切な意味を持ちます。プログラムへ参加することによって仲間との出会いも増え、新しい世界が広がっていくことでしょう。
障害のある子を育てていると、そのステージごとの不安や心配があるものです。困った時や悩んだときには、相談できるところがあると思うだけで少し気持ちも楽になります。私たちは相談窓口を設け、生活の中の困りごとや漠然とした不安など、どのようなことでもワンストップで相談をうけ、障害者とその家族に寄り添いながら、課題の解決を一緒に考えていきます。
ここ数年来、親の会では横浜市が行なっている「後見的支援事業」について勉強を重ねてきましたが、本人たちが親なきあとも地域で見守られながら生活を続けていける仕組みにとても共感しています。親の会の上部団体である「東京都育成会権利擁護支援センター」との連携で始まったMAPSの活動は、「横浜市の後見的支援事業」のように、地域で生活する障害のある人をしっかり支える仕組みを構築することが目的です。どのような人でも、ご自分の子どもを次世代に託す日が必ずやってきますので、親なきあとを担っていく若い方々を育てていきたいと思います。
また、将来的には法人後見を実施できるよう、法人として取り組みを進めてまいります。
まだまだ小さな法人ではございますが、多くの方々のご支援を賜ることができれば幸いと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2017年6月 代表理事 竪山 順子
理 事 竪山 順子(代表) 上原 明子 上田 幸夫 小澤 智佳子 庄司 恵美
監 事 井上 拓也
顧問弁護士 根本雄司(OP LPC 弁護士法人 港大さん橋法律事務所)
高辻庸子(弁護士法人 北村・加藤・佐野 法律事務所所属)
支援方針
- ・本人の意思決定を大切にします。
- ・地域のさまざまな関係機関と連携をします。
- ・親なきあとでも 本人との関係づくりを重視し 寄り添う支援を継続させます。
- ・住み慣れた地域がもっと住みやすくなるような街づくりに協力します。